
なんか最近、心が疲れてる感じがするんだよね…💭
ちゃんと寝てるし、身体も元気なのに、不思議と元気が出ないっていうか…



それ、もしかしたら“心の余白”が足りてないのかも☘
そんな時におすすめなのが、ちょっと不思議な“畏敬ウォーク”っていう散歩法なんだよ〜!
ストレス、疲れ、イライラ、不安…。
理由はわからないけれど、ふと「心がしんどい」と感じるときってありませんか?
そんなあなたに知ってほしいのが、「畏敬(いけい)」を感じながら歩くという、ちょっと変わった散歩法です。
実はこの“畏敬ウォーク”、脳科学や心理学の研究でも「幸福感アップ」「ストレス軽減」「利他性の向上」など、心によい変化が見られたことが報告されています(出典)。
この記事では、
🟡「普通の散歩」との違い
🟡 畏敬が心に与える変化
🟡 誰でもできる実践方法
を、わかりやすく解説していきます。
忙しい毎日に、たった15分の“感動する散歩”を取り入れてみませんか?🌱


- 「畏敬ウォーク」ってなに?普通の散歩とどう違うの?
- 科学が証明した、畏敬ウォークの心への効果(幸福感・共感・ストレス緩和)
- 誰でもすぐにできる実践ポイント3つ(+すずちゃんの体験つき)
- 今日からできる“心を整える新習慣”としての使い方
普通の散歩と何が違う?畏敬ウォークの魅力とは



最近ちょっと疲れ気味で、気分転換したいな〜って思ってたんだけど…。
「畏敬ウォーク」って聞いたことある?



あるよ〜!
それ、実はただの散歩とはまったく違う心の体験を得られるウォーキングなんだよ✨



えっ、歩くだけじゃないの?
どこがそんなに特別なの?



キーワードは「畏敬(いけい)」。
壮大な自然や、美しい建築、広がる空などに触れて「わぁ…!」って心が震えるような感覚、感じたことない?



あるかも…!旅先で大きな山を見たときとか、星空を見上げたときとか…。



それそれ!
そういう「畏敬の念」を感じる風景の中を、意識的に歩くことで心に変化が生まれるのが、畏敬ウォークなんだよ🌿


研究からわかった畏敬ウォークの効果(Sturm et al.より)
アメリカで行われた研究では、60歳以上の健康な高齢者を対象に、
「週1回15分、畏敬の念を意識した散歩(畏敬ウォーク)」を8週間続けてもらったところ、以下のような変化が確認されました。
🔸 ウォーキング中に、より強い「喜び」や「畏敬の念」を感じた
🔸 日常生活における「感謝・共感などのポジティブ感情」が増えた
🔸 「日々の苦痛(distress)」が、時間とともに大きく減少した
🔸 写真に写る自分の姿勢や表情に“控えめさ”が増し、自己中心性の低下=「小さな自己」が表れた
この「小さな自己」とは、
「自分は自然や社会の一部なんだ」と感じる意識のことで、
ストレスの緩和や向社会的な行動(思いやり・助け合い)を促すと考えられています。



たった15分!?
それってすごくない?



うんうん。
しかも、歩くスピードや距離はそこまで重要じゃなくて、
「心が動く風景や瞬間に意識を向ける」ことが大事なんだって🌱
ここがポイント!
普通の散歩 | 畏敬ウォーク |
---|---|
運動目的(健康・ダイエットなど) | 心のリセット・ポジティブ感情の増加 |
何気なく歩く | 壮大な自然・美しい風景に意識を向ける |
効果:体が軽くなる | 効果:心が軽くなる・つながりを感じる |





気分転換のための散歩が、心まで元気にしてくれるなんて…。
ちょっと試してみたくなってきた!



でしょ?
次は、「なぜ畏敬が心に効くのか?」をデータでもう少し詳しく見てみようか💡
「なぜ畏敬が心に効くのか?」科学の視点から解説!



ところで、畏敬ウォークってなんでそんなに気分がよくなるの?
散歩でも気持ちよくなることってあるよね?



いい質問だね〜!
じつは、畏敬の念が生まれると「自分という存在がちっぽけに感じられる=小さな自己」が生まれることがわかっていて、
それがストレスをやわらげたり、人とのつながりを感じやすくなるきっかけになるんだよ🌿



小さな自己…?なんかちょっと不思議な表現だね。



たとえば、広い空を見上げたり、すごく大きな自然の中にいると、「自分の悩みって案外ちっぽけかも…」って思ったことない?



あるある!
旅先で星空見てたら、「まあいっか〜!」って気持ちになったことあるかも。



まさにそれ!
Sturmたちの研究では、畏敬ウォークの前後に撮った写真から、参加者の“姿勢”や“表情”の変化をチェックしたんだけど…
なんと、畏敬ウォーク後は、写真の中で自分の顔を小さく写す傾向が強まっていたんだよ📷✨



えっ、それってどういうこと?



「自分を主張しようとする気持ち」がやわらぎ、控えめな表情=小さな自己が自然と表れていたってことみたい。
この“自分中心じゃない感覚”が、他者への共感や、幸福感の向上にもつながるって言われてるよ(出典)



なんかスピリチュアルっぽい話かと思ってたけど…科学でそんなことまでわかってるんだね!



そうなの。
しかもこの研究では、「毎週たった15分」でもしっかり効果があったっていうのがポイント。
畏敬って、ちょっとしたことで心を整えるきっかけになるかもしれないね🌈
今日からできる!畏敬ウォークのやり方



でもさ、「畏敬の念を感じながら歩く」って、ちょっとむずかしそう…😅
どうすればいいのかな?



大丈夫!コツを押さえれば、誰でもすぐにできるよ〜🎵
実はSturmたちの研究でも、特別な道具や場所は使ってないの。
ポイントは「心の向け方」なんだよ🌱



心の向け方?



うん。畏敬ウォークのやり方は、すごくシンプル!
次の4つのステップを意識してみて👇
畏敬ウォークの基本ステップ(週1回・15分〜OK!)


- 自然や美しい景色がある場所へ向かう
→ 公園、川沿い、空が広く見える場所などがおすすめ! - スマホはポケットの中へ(通知OFFに)
→ デジタルのノイズをシャットアウトして「今ここ」に集中🌿 - 歩きながら、五感をフル活用して観察する
→ 空の色、風の音、木々の揺れ、光の変化…
「きれいだな」「おお…」って感じるものに意識を向ける✨ - 時々立ち止まって深呼吸&眺める
→ 心がじんわり動いた瞬間を、大切に味わってみよう🍃



わぁ、なんかちょっとした「旅」みたいで楽しそう…!
特別な場所に行かなくても、近くの公園でできるのもうれしいかも!



そうなの。
日常の中に“畏敬”って、意外とたくさんあるんだよね。
空の広がり、並木道の木漏れ日、季節の移ろい…。
ただ「それに気づくかどうか」がポイントなんだ🍂



なるほど〜
ふつうの散歩が、まるで心のリトリートみたいになるんだね!



まさにそれ!
忙しい毎日だからこそ、「自然のなかに身を置いて、心をひらく」ってすごく大事。
畏敬ウォークは、気軽にできる“心のメンテナンス”だよ🕊



こうした心の変化の背景には、Stellarら(2015)が指摘する「小さな自己」の感覚も関係しているんだ。
畏敬を感じたとき、人は自分中心の視点がやわらぎ、自然や社会との一体感や他者への共感力が高まりやすくなるって言われているよ(出典)。
すずちゃんがやってみた!初めての「畏敬ウォーク」体験





さっそく昨日、夕方に近くの川沿いを歩いてみたんだ〜🌇
スマホはポケットの中、風の音と夕焼けの空に集中して歩いてみたら…
いつもなら気づかない景色に「わぁ…」って思わず声が出ちゃって、
なんだか心がじんわり落ち着いて、帰る頃には気分もすっきりしてたよ🌿



いいね〜!
そういうちょっとした「感動」や「気づき」が、心の回復スイッチになるんだよね☘
自然と深呼吸したくなったり、表情がやわらいだりするのも畏敬ウォークの特徴なんだって✨



なんとなくモヤモヤしてたのが、すーっと流れた感じだったなあ。
こんな風に気軽に心を整える方法があるって、ちょっと心強いかも💭
まとめ|たった15分でも、心がやわらぐ「畏敬ウォーク」を日常に
現代の私たちは、つねに情報にさらされ、
ときに自分を大きく見せようと頑張りすぎてしまうこともありますよね。
そんなときこそ、「小さな自己」に戻る時間が大切。
畏敬ウォークは、日常の中でそれを思い出させてくれるシンプルな習慣です。
「わぁ…きれい」
「なんかすごい」
そんな気持ちに、理由はいりません。
その感覚が、少しずつ心の余白を生み、
ストレスをやわらげ、人とのつながりも自然と感じられるようになる——
そう、畏敬ウォークは心の免疫力を育ててくれる習慣なんです🌿
心が疲れたとき、理由がわからない不安に包まれたとき、
ぜひ「畏敬ウォーク」を思い出してみてください。
たった15分の散歩が、
あなたの心に小さなやすらぎと、新しい視点をもたらしてくれるかもしれません✨



なんだか、また歩きたくなってきたな〜
今度は朝の空を見ながら畏敬ウォークしてみようかな♪



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自然に目を向けて、心に余白をつくる——
それが、あなた自身を大切にする第一歩だよ🕊
📝 ご注意ください
・本記事は、信頼できる資料をもとに薬剤師が分かりやすくまとめた一般情報です。
・内容には十分配慮していますが、個別の症状や体質には必ず医師・薬剤師へご相談ください。
・万一誤り等にお気づきの際は、そっとご指摘いただけると幸いです。
参考文献
- Sturm, V. E., Okonkwo, O. C., Patrick, E. B., et al. (2022). Big Smile, Small Self: Awe Walks Promote Prosocial Positive Emotions in Older Adults. Emotion, 22(7), 1429–1441. https://doi.org/10.1037/emo0000876
- Piff, P. K., Dietze, P., Feinberg, M., Stancato, D. M., & Keltner, D. (2015). Awe, the small self, and prosocial behavior. Journal of Personality and Social Psychology, 108(6), 883–899. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25984788/